店主紹介

    • こんにちは。
      オーナーソムリエの児玉です。
      この度は当ホームページをご覧頂きましてありがとうございます。
      元々ワインを苦手としていた私がワインに目覚めたのは、フィレンツェ在住中に同居していた友人の影響によるものです。
      彼はJSAのワインアドバイザーでした。
      そんな彼がある夜、私の部屋のドアをノックし、「児玉さん。ワイン買ってきたんですけど、一緒にどうですか?」と誘ってくれました。
      私は過去に傷んだワインを飲んでしまった経験からワインが嫌いになっていましたが、一緒に住み始めたばかりの同居人の誘いを断るなんて出来ず、そしてその誘いが嬉しくて、ご一緒させて頂きました。
      そのワインは、近くのスーパーで売っている安い安い赤ワインでした。
      リブランディのチロ おそらく2001だったかと思います。
      これを飲んだ時の衝撃は計り知れません。
      私の人生を変えた一杯です。
      今ではあの時の印象を細かく書くことはできません。
      しかし、あの一杯の感動は今でも心の中に鮮明に残っています。
      それから私は、とても多くのワインと接することになりました。
      運の良い事に、ワインに詳しい人達と多く出会い、ワインの品評会などに行く事が出来たり、ワイナリーを案内していただいたり、夢の様な時間を過ごしました。
      そして私がイタリアソムリエ協会認定ソムリエを取得し、イタリアワインバーを開業するに至ったのは、フィレンツェ在住時の別の友人からの一言がきっかけです。
      その言葉をくれた友人は、もともとお酒が苦手で、それまでの人生ほぼ飲んで来なかったとのことでした。
      しかし、私や別の友人達で開いたパーティで出した赤ワイン・・・
      レ・マッキオーレ パレオ ロッソ 1997
      グラスがもう無かったので、それをプラスチックコップで渡し、飲んだあとに言われた言葉・・・
      「なんだこれ!?もの凄くうまい。ワインは全然わからないけど、これはホントにうまい!こんなワインを飲ませてくれてありがとう!これからちょっと、ワインを飲んでみようかな?」
      この言葉から彼は・・・
      ワインに没頭することになりました。
      そう、ワインに目覚めた私の様に。
      そして彼の言葉で私の胸に一つの目的が出来ました。
      それは私や彼の様にワインが苦手だったり嫌いな人達にイタリアワインの魅力を伝え、人生にまたひとつの幸福な時間をプラスするお手伝いがしたい。
      そんな目標を持って、扉の奥でお待ちしております。


      最後までお読み頂きありがとうございました。