イタリアあれこれ
-
イタリア基本情報
- 国名:イタリア共和国(Italian Republic)
面積:30.1万平方キロメートル(日本の約5分の4)
人口:60.7百万人(2016年1月。日本の約半分)
首都:ローマ(ROMA) ラツィオ州(Lazio)
言語:イタリア語(北部に一部、フランス語、ドイツ語圏あり)
宗教:キリスト教(カトリック)が国民の約80%
その他,キリスト教(プロテスタント),ユダヤ教,イスラム教,仏教。
国祭日:6月2日(1946年国民投票により従来の王制に代わり共和制を政体とすることが決められた日)
略史:
1861年03月 ヴィットーリオ・エマヌエーレII世,イタリア王国建設
1922年11月 ファシスト党ムッソリーニ政権掌握
1929年02月 バチカンとラテラーノ条約調印
1943年07月 ムッソリーニ政権崩壊
1945年12月 キリスト教民主党首班の第一次デ・ガスベリ内閣成立
1946年06月 国民投票で王制廃止
1948年01月 共和国憲法施行
1962年02月 初の中道左派政権成立
1994年04月 キリスト教民主党中軸の戦後政治の終焉
通貨:ユーロ €
※外務省より抜粋
飛行機でのアクセス
-
アリタリア-イタリア航空が、成田<->ローマの直行便を運航している。ヨーロッパ各国からの乗り継ぎならアクセスも豊富。
日本からイタリアへの直行便
成田---12時間50分---ローマ
成田---12時間30分---ミラノ
フィンランド ヘルシンキ経由
成田---10時間20分---ヘルシンキ---3時間30分---ローマ
成田---10時間20分---ヘルシンキ---3時間---ミラノ
アラブ首長国連邦 ドバイ経由
成田・羽田・関西---11時間15分---ドバイ---6時間---ローマ
成田・羽田・関西---11時間15分---ドバイ---7時間---ミラノ
フランス パリ乗り継ぎ
成田・羽田・関西---約12時間---パリ---2時間---ローマ
成田・羽田・関西---約12時間---パリ---1時間25分---ミラノ
ドイツ フランクフルト乗り継ぎ
成田・羽田・中部・関西---11時間45分---フランクフルト---1時間55分---ローマ
成田・羽田・中部・関西---11時間45分---フランクフルト---1時間10分---ミラノ
オランダ アムステルダム乗り継ぎ
成田・関西---11時間30分---アムステルダム---2時間15分---ローマ
成田・関西---11時間30分---アムステルダム---1時間35分---ミラノ
※経路は一部です。乗り継ぎ時間はそれぞれ変わります。フライト時間が変更になっている事があります。
列車事情
- イタリア国内ほぼ全域に、列車が運行しています。
旧国鉄のTrenitalia(トレニタリア)社の主な列車の種類は
普通(Locale)
鈍行(R、Regionale)
特急(IC、IntercityまたはEC、Euro City)
高速特急、Freccia Argento(フレッチャ・アルジェント)、Freccia Bianca (フレッチャ・ビアンカ)、Freccia Rossa(フレッチャ・ロッサ)
NTV(Nuovo Trasporto Viaggiatori)は全車特急.italo(イタロ)。車両はフランス製AGVで全車赤でわかりやすい。座席のクラスがあり
Smart(スマート):2等エコノミークラス相当
座席:横2+2列のオープンサロン式
車内にある自動販売機でドリンクやスナックが購入可能
鉄道パス割引:設定なし
Prima(プリマ):1等ビジネスクラス相当
座席:横2+1列のオープンサロン式
ドリンクとスナックが提供される。
食事は昼食の時間帯(12:30~14:30)および夕食の時間帯(19:30~21:30)において、有料(€16.00~€21.00)でランチボックスが購入可能
鉄道パス割引:設定なし
Club(クラブ):特等ファースト相当
横2+1列のオープンサロン式もしくは1部屋4席のコンパートメント式
ドリンクとスナックが提供される。
食事は昼食の時間帯(12:30~14:30)および夕食の時間帯(19:30~21:30)において、有料(€16.00~€21.00)でランチボックスが購入可能
鉄道パス割引:設定なし
列車の注意点
日本のように改札がありません。
必ず駅構内・ホームに設置されている黄色い自動検札機にチケットをいれて、日時の刻印をしましょう。
挿入した時、音がして印字されたことを確認下さい。
乗車券の刻印を忘れると罰金となるので注意してください。
※E-チケットでの乗車やNTV社など全席指定席の列車の場合など刻印不要の場合もあります。
また発車ホームは直前に変更になることもあるので、駅のPartenze(出発)/Arrivi(到着)の電光(モニター)表示を必ず確認の上ご乗車下さい。
「TRENITLIA PASS」などの利用の際には、窓口で使用開始日のスタンプを受けることが必要です。
チケット購入場所
各駅にはチケット売り場窓口がありますので、相談しながら購入したい方はこちらをご利用がお勧めです。
ただ、対応がイタリア語のみになることが多いので、希望行程・時間などをお控えておくと安心です。
窓口は込み合うことも多いので時間の余裕をもちましょう。
また自動券売機で購入することもできます。
操作はイタリア語の他英語、フランス語、ドイツ語等選択可能なので、内容を確認の上利用しましょう。
Treitalia社路線検索(オフシャル)
.italo社路線検索(オフシャル)
バス(ブルマン)事情
- 昔からの街並みや田園風景を残す地方都市、小さな街や村を旅する際には、バスが便利です。
州をまたがる路線、小さな村をつなぐ路線、夜行バスなど目的地によって様々です。
主要な中距離バス運行会社
北部
SAVDA -(ヴァッレ・ダオスタ州内他、フランス国境とアクセス)
SADEM (ピエモンテ州内他、ミラノ、マルペンサ空港とアクセス)
Autostradale S.p.A. – (ロンバルディア州内他、コルティナ・ダンペッツォへの長距離バスなど)
SAD(ボルツァーノ側のドロミーティ地域を運行)
Dolomiti bus – (コルティナ側のドロミーティ地域を運行)
ATVO(コルティナ・ダンペッツォとヴェネツィアを結ぶ)
中部
Siena Mobilita’ – (トスカーナ州シエナ周辺)
Etruria Mobilita’ (トスカーナ州)
Lazzi – (トスカーナ州ピストイア、ルッカ、アレッツォ)
Sulga(ウンブリア州内他、ローマ・フィウミチーノ空港、ローマ市内からも運行便あり)
ATM S.p.A. -(モリーゼ州内他、各地へ運行)
Arpa – (アブルッツォ州)
南部
Sita Sud Trasporti S.p.A. - (カンパニア州、プーリア州、バジリカータ州を運行)
Marino – (プーリア州とバジリカータ州を主に運行。各州内からナポリ、またドイツやスイスへの国際バスも運行)
Saj – (カラーブリア州)
Sais Autolinee - (シチリア州内を主に運行。一部国内長距離あり)
Azienda Siciliana Trasporti - (シチリア州内を運行)
Interbus (カターニア周辺をつなぐバス。Etna Trasporti他、周辺会社と共同運行
国内長距離
Sais - シチリア州内以外に、ローマとシチリア州を運行
具体的な訪問地が決まっている場合、各地を発着する交通に関しては、州案内の行き先で探すの交通案内やユネスコの各地サイト説明内でも記載されていますので、合わせてご利用ください。
国際バス
ヨーロッパ各地からイタリアへ、国境を越えてバスが運行しています。
ヨーロッパ各地からの長距離バス検索サイト
EuroLines
Busabout Adventure Coach Travel Europe
Europe by Bus
Buses on the Web
市内バス
各町でバスを利用する場合、電車と同じように、専用の機械で切符を刻印する必要があります。
チケット料金や1枚につき使用可能時間(例:90分間)などは、各町によって異なりますのでご確認の上ご利用ください。
注意すべきこと
-
緊急時の連絡
・警察 113
・国家治安警察隊(カラビニエーリ) 112
・救急車 118
・消防車 115
またパスポートの紛失、盗難などが万が一起こった場合は、日本大使館または領事館へ速やかに連絡してください。
在イタリア日本国大使館(ローマ)Ambasciata del Giappone in Italia
住所:Via Quintino Sella 60 , 00187 Roma
TEL:(39) 06/487991 FAX:(39) 06/4873316
在ミラノ日本国総領事館Consolato Generale del Giappone a Milano
住所:Via Privata Cesare Mangili 2/4, 20121 Milano
TEL:(39) 02-624-1141 FAX:(39) 02-659-7201
イタリアは重犯罪などあまり多くなく比較的治安の良い国ですが、スリ・置き引きなどの軽犯罪には十分ご注意ください。
混み合うバスや地下鉄では貴重品から意識を離さないようにしましょう。
バッグや荷物の口は必ず閉め、手を添えたり、斜め掛けも有効です。
男性が後ろポケットに財布を入れているのは、スッて下さいと意思表示しているのと同じです。
また、場所取りで荷物を置くという行為も日本国内のみで通用することです。
確実になくなるので絶対にしないで下さい。
どこかでカバンをとられた場合は、近くの警察へ盗難届を出してください。
またカバンの中にパスポートが入っていた場合は、上記日本大使館または領事館へ早急にご連絡ください。
クレジットカードはすぐに停止処理をしなければ、限度額まで使われることが多々あります。
現金は戻ってくることは有りえませんので、小分けにして持ち歩きましょう。
人通りの少ない道、暗い道での歩行、特に女性の夜間の独り歩きは避けましょう。
- 国名:イタリア共和国(Italian Republic)