Italian Wine Guide
世界最多のブドウ品種、4000年以上の歴史、
北から南まで異なる風土が生む個性豊かな味わい。
伏見のカウンターから、イタリアワインの魅力をやさしく紹介します。
2000種以上のブドウ品種と、4000年以上の歴史を持つワイン大国
イタリアには2000種以上のブドウ品種が存在し、その土地でしか育たない固有品種も多数あります。
白ワインでは SOAVE のガルガネガ、爽やかなヴェルメンティーノ。赤ワインではサンジョヴェーゼ、ネッビオーロなど、個性豊かな味わいに出会えます。
ワイン造りは古代ローマ時代から続く伝統。修道院・貴族・家族経営のワイナリーが継承し、現代まで文化として根付いています。
ソムリエ目線で見る5つのポイント
固有品種が豊富で、まだ出会ったことのない一杯に出会える楽しさがあります。
北部はエレガント、中部はバランス、南部は力強い味わい。同じ品種でも産地が違うと全く別の顔になります。
イタリアではワインは食卓の一部。日本の家庭料理にも相性が良いことが多いです。
DOCG・DOC・IGT などのワイン法が伝統と品質を支えています。
家族経営のワイナリーが多く、その背景を知るほど一杯が深く感じられます。
北・中・南。それぞれの「顔」ともいえるエリアをピックアップしてご紹介します。
現在、ワイン生産量イタリア1位のヴェネト州。
ガルガネガから造られる Soave は、柑橘や白い花、ミネラル感が心地よい白ワインで、
料理に寄り添う万能タイプです。
軽やかなスパークリング「Prosecco」もこの地域の代表的存在。
日常の一杯からお祝いの乾杯まで、カジュアルに楽しめる泡として世界中で親しまれています。
「王のワインにして、ワインの王」と称される Barolo、そしてその兄弟のような存在 Barbaresco を生む、 イタリアを代表する偉大な産地がピエモンテ州です。
ネッビオーロという品種から生まれるこれらのワインは、バラやスパイス、きめ細かなタンニンが特徴。
熟成を重ねることで真価を発揮する、まさにイタリアワインの奥深さを象徴するエリアです。
サンジョヴェーゼの聖地ともいえるトスカーナ州は、Chianti Classico や Brunello di Montalcino など、 世界的銘柄を多数生み出しているエリアです。
心地よい酸ときれいな果実味、やさしいタンニンが特徴で、肉料理やトマトソースのパスタ、
シンプルなグリル料理などと好相性。
「イタリアらしい赤ワイン」をイメージすると、トスカーナを思い浮かべる方も多いかもしれません。
アドリア海側に位置するマルケ州は、近年じわじわと評価が高まっている要注目エリアです。
特に白ワイン用ブドウのVerdicchio(ヴェルディッキオ)は、
イタリアを代表する重要品種のひとつ。
Verdicchio dei Castelli di Jesi は、海のニュアンスとミネラル感を感じる、食事に寄り添う白ワインとして知られています。
赤ワインでは Conero(コーネロ)地区のモンテプルチャーノ主体のワインも、力強さと親しみやすさを兼ね備えたスタイルで人気です。
地中海の太陽をたっぷり浴びたブドウから生まれる、パワフルかつフルーティなワインが多いシチリア。
ネロ・ダヴォラのしっかりとした果実味や、エトナ火山の火山性土壌ならではのミネラル感が魅力です。
近年はナチュラルワインの産地としても注目されていて、素直で飲み心地のよいスタイルから、 個性的なアプローチのボトルまで、幅広い表情を楽しめます。
かかと部分の「かぎ状」に伸びるプーリア州は、イタリアで2番目にワイン生産量が多いエリアです。
Primitivo(プリミティーヴォ)や Negroamaro(ネグロアマーロ)といったブドウから生まれるワインは、 熟した果実味とやわらかなタンニンが魅力で、まさにデイリー使いにぴったりなスタイルが豊富です。
しっかり味わいはありつつも、肩ひじ張らずに楽しめるボトルが多く、 「今日は難しいこと抜きで、気軽に一杯」という日に心強い味方になってくれます。
イタリアワイン Enoteca C.d.G からのご提案